[映画]「クラッシュ(2004)」地味だけど心に残る映画
「クラッシュ(Crash)」、2004年、米独、監督:ポールハギス、出演:ドン・チードル、マット・ディロン他
人種差別を中心に、人々の衝突や葛藤を描く群像劇。見始めた最初は、差別主義者の白人警官や犯罪を繰返す黒人など、登場人物の描き方がいかにも類型的に感じられたせいで、ただ人種差別を描いて批判する映画かな、と思った。でもストーリーが進むうちに、登場人物のいろんな側面や屈折した原因、悩みなどが明らかになる。差別主義の男でも状況によっては黒人を助けたり、社会的には成功してる人物でも鬱積を抱えていたり。
そういういろいろな出来事を通して、バラバラに描かれていた登場人物の行動があちこちで交錯していく(やはりこの辺が群像劇の醍醐味!)。最後は救いのある終わり方で、地味だけどじわじわとした余韻が静かに残る。いわゆるいい映画というやつだろうか。たまにはこういう映画もいいかなと思う。
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