[読書]「火車」宮部みゆき著 やっぱり面白かった
宮部みゆきの本は、最初に「龍は眠る」を読んで以来好きで、新刊が出るたびに読んでいた。ただ、「理由」のころからだんだん読まなくなり、「模倣犯」を最後に最近は遠ざかっていた。「火車」は代表作だが、出た当時はまだ自分が中学生で、カードローンとか自己破産とかのキーワードに全くそそられなかったからだろうか、読み逃していたことに気づいたので読んでみた。
怪我で休職中の刑事が、親戚の男に頼まれて、失踪した彼の婚約者の行方を捜す話。 調査のたびに浮かんでくる数々の疑問とそれを明らかにしていく過程で、物語にグイグイ引きこまれる。ラストに至ったときに"犯人"の過去を思うといろいろ入り混じった不思議な感情が残った(やはり主には同情かなあ)。捜す女性の過去が状況証拠や周囲の人間の視点で間接的に語られて、最後に彼女の今に辿りつく辺りは東野圭吾の「白夜行」によく似ている(火車のほうが先だけど)。
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タグ : 読書
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