[読書]「会社の値段」森生明著

会社の価値をどう測るかを、噛み砕いて分かりやすく説明してくれる本。企業買収の価格はどうやって決めているんだろうという素朴な疑問を持っている人にはお薦め。

四季報などにある財務諸表の数字からEVやEBITDAなど企業価値に関わる指標を求める方法と、それらの指標の意味についての説明が第五章にある。多少の予備知識があるが時間は無いという人はそこだけ読んでも良い。バリュー投資に興味がある人は、本書を読んだあと、さらに実践的な本に進んでいくのがよいと思う。

会社の値段 (ちくま新書)会社の値段 (ちくま新書)
森生 明

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[読書]「人生と投資のパズル」角田康夫著 投資家のための助言メモ

人が直感に基づいた判断で行動するとき、合理的な価値判断や投資行動がとれないことが往々にしてある。どんなときに、どうしてそのようなことが起こるのかを、行動経済学(行動ファイナンス)の観点から、実例ベースで分かりやすく説明した本。

誤った・偏った行動に陥らないようにするための注意点が、各章末に傾向と対策としてリストアップしてある(ただの羅列ともいえるので、少し整理されていればもっと参考になったのに…)。投資に応用したいが、分かっていても心理的に流されてしまうことがある点に注意。ルールを決めて機械的にやるなどの対策が有効。

巻末に、ギャンブラー、(長期)投資家、フィナンシャルプランナーそれぞれに向けた助言がまとめられている。以下は、"投資家のための助言"から抽出した自分用のメモ(一部大意を変えない程度に省略、改変)。全部を読みたい人は本を買うべし。

  • 投機と投資を峻別し、投機には色を見せないようにしよう。
  • 知らないうちに投機的習慣を身に付けていないか自問しよう。
  • 短期的な成功に目を奪われず、常に広いフレームを持とう。
  • ときにはわざと反対の立場で考えるようにしよう。
  • つぎ込んだ費用は戻ってこない。つぎ込んだ費用を過大視してないか。
  • 効率市場仮説に惑わされずに、知力を駆使して「考え」よう。
  • 現状維持バイアスや決定麻痺に囚われていないか。ときには果敢にリスクをとることも必要。
  • 値段を頻繁に確認するのは止めよう。一年に一回で十分。
  • 安全域は計算ミスや運の悪さを帳消しにしてくれる。
  • 投資成績悪化の原因は、よい球を見分けられないからではなく、バットを振るのをやめられないからかもしれない。
  • 投資理論は、表面だけではなく本質を理解してから応用しよう。
  • 日本市場は逆張り、バリュー投資に向いているので、自分がバリュー投資家になれるかどうか検討してみよう。
人生と投資のパズル (文春新書)人生と投資のパズル (文春新書)
角田 康夫

文藝春秋 2004-02-22
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テーマ : 超・初心者の株式投資 - ジャンル : 株式・投資・マネー

タグ : 読書 投資

読書メモ「世界にひとつしかない黄金の人生設計」(持ち家vs賃貸)

第1部 STEP1 持ち家と賃貸はどっちが得?

「持ち家を持っていれば家賃を払わなくていい」→「持ち家という不動産(資産)が家賃分の利益をもたらしている」
と考えれば、借金をして家を買うのは、レバレッジをかけて不動産投資をするのと同じ。
持ち家か賃貸かは、リスクをとって不動産に投資するか、そうでないかの違い。

うちは当分夫婦二人で今の賃貸部屋で十分なので、当面は賃貸で余剰資金を投資に回していくつもり。(ネックはペット可の物件が賃貸ではかなり限られてしまうこと(ほとんどない…))

世界にひとつしかない「黄金の人生設計」世界にひとつしかない「黄金の人生設計」
橘 玲 海外投資を楽しむ会

講談社 2003-11-21
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目次
第1部 不動産は人生にとってほんとうに必要か?(持ち家と賃貸はどっちが得?
不動産の値段はどうやって決まる? ほか)
第2部 6歳の子どもでもわかる生命保険(生命保険の仕組み
不思議の国の保険会社 ほか)
第3部 ニッポン国の運命(年金と医療保険について考えてみよう
やがて哀しき国民健保 ほか)
第4部 自立した自由な人生に向けて(人生設計の基礎知識
「もうひとつの人生」を目指して)

テーマ : 資産運用について - ジャンル : 株式・投資・マネー

タグ : 読書 投資

読書「おカネの発想法」木村剛著

どこかで薦められていたので読んでみた。前半はおカネとは何か、株式会社とは何か、資本主義とは何かについて易しく噛み砕いて説明、後半はおカネとの付き合い方、護り方、殖やし方について述べている。

(1)カネ余り、財政赤字のため、日本経済には急激なインフレ、円安のリスクがある、(2)投資は副業、まず本業(自分の得意な/好きな仕事)に全力で取組め、(3)投資を始める前に最低二年分の生活防衛資金を貯めよ、といったところが強調されているところに著者の色が出ている。支出を抑えるべし、長期分散投資でリターンを得るべし、などは個人投資初心者向けの類書と共通。

本書は資産形成、個人投資をする上での背景知識について、まず概念的な理解をしたいという人向け。本書後半については同著者の「投資戦略の発想法」と基本的に書いてあることが同じで、中身が薄まっている。資産形成について関心のあるサラリーマンには、まず必要な心構えも含めた実践的な入門書として「投資戦略の発想法」がおすすめ。そのために前提となる上記前半の内容について、見当がつかないので何となく理解したいという人は本書を読んでもいいと思う。

おカネの発想法 - 財産と生活を護りながら本物のおカネ持ちになろう!おカネの発想法 - 財産と生活を護りながら本物のおカネ持ちになろう!
木村 剛

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